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突然の雨漏り!修理は自分でも可能?原因と対処方法について解説 森藤
2023年05月30日(火)
1.はじめに
2.雨漏りの修理は自分でできる?
3.雨漏りの種類4つの原因と応急処置
①雨染み
②壁紙・クロスの浮きや剥がれ
③サッシ・窓枠からの雨漏り
④天井からの水滴
4.屋根に上って確認することは危険です
5.雨漏りによる建物への影響
6.まとめ
1.はじめに
5月も末になり、これから梅雨の時期に入りますね。
梅雨などの雨が良く降る季節になると、やはり多くなるのが雨漏りのトラブルです。
「雨漏りが起きてしまったが費用を抑えて対処したい!」「自分で修理できるのか?」「業者を呼ぶか迷う…」
という方のために、今回は 雨漏りの修理は自分で可能なのか 解説していきます!
2.雨漏りの修理は自分でできる?
結論から申し上げますと、自分でできる雨漏りの修理としては応急的な処置までです。
というのも、雨漏りは原因の特定が難しいためです。
一般的に、「雨漏り=屋根が原因」というイメージが強いですが、屋根だけが原因とは限りません。
外壁の細かいひび割れやシーリングの劣化、窓サッシ自体の劣化で発生する雨漏りもあります。
外壁のひび割れについてご心配な方は、こちらの記事もおすすめです。
外壁塗装でも補修は可能?外壁のひび割れ・クラックの原因と補修方法について 森藤
シーリングの劣化について、詳しい症状とメンテナンスの時期はこちらをご参照下さい!
https://k-toso.co.jp/blog1/11617/
しかし、明確に屋根の破損と分かっていても、自分での修理はお勧めできません。
絶対に一人で屋根には上らないでください。
(こちらについては、後ほど詳しく解説します。)
運良く応急処置で雨漏りが治まっても、原因に経年劣化があった場合はまた再発してしまったり、後にカビが発生してしまうこともあります。
本格的な修理は、必ず業者の方にお任せしましょう。
3.雨漏りの種類4つの原因と応急処置
前述した通り、本格的な修理は業者の方にお任せした方が良いといえます。
しかし、業者の方がすぐに来るのが難しいということも多いです。
また、雨漏りの原因は屋根だけではありません。
そこで、応急的な処置方法について4つ紹介していきます!
①雨染み
雨染みとは、侵入した雨によって壁紙や天井のクロスにシミが起こることです。
【原因】
屋根や外壁から侵入した雨水が建物に染み込み発生
【対処方法】
対処方法としては、シミの清掃があります。
中性洗剤を使用した方法と、薄めた漂白剤を使用した方法の2つがあります。
・中性洗剤を使用した清掃方法
1⃣ 布巾に中性洗剤を付け、シミ部分を軽くたたく
染みを浮き上がらせ、布巾に汚れを移すイメージで軽くトントンとたたく
2⃣ 泡に色が付いたら布巾をキレイな部分に替える
泡に色が付いてきたら汚れが浮き出てきたサイン!
※付近の汚れた部分を使用し続けると、汚れが再付着してしまうので注意
3⃣ 何度か繰り返し、シミが取れたら乾いた布巾でふき取る
以上が中性洗剤を使用した清掃方法ですが、汚れの種類によっては落ちないこともあります。
そこで、薄めた漂白剤を使用した清掃方法を紹介します。
漂白剤を使用する際は、手袋、マスクを着用し、換気をしながら行ってください。
また、木目模様のある化粧板に漂白剤を使用すると、木目を消してしまうことがあるので注意が必要です。
・薄めた漂白剤を使用した清掃方法
1⃣ 漂白剤を10~15%程度に薄める
※漂白剤をそのまま使用すると、色落ちの原因となるため注意
2⃣ 薄めた漂白剤をシミの部分に霧吹きで吹き付ける
薄めて使用しても白くなる場合があるため、まずは隅の目立たない部分に吹き付け、変色するか確認しましょう。
3⃣ 薄めた漂白剤を吹き付けた部分を水拭きする
4⃣ 乾いた布で水気を拭き取る
水気を拭き取らないと、場所によってはカビの発生につながってしまうため、必ず拭き取りましょう。
②壁紙・クロスの浮きや剥がれ
雨漏りにより、内装の壁紙やクロスが剥がれてしまうことがあります。
【原因】
内部に侵入した雨水や湿気で、壁紙やクロスが歪み、膨らんだようになる
また、侵入した雨水に濡れてクロスの接着剤が弱まってしまうことが原因
【対処方法】
部分的なめくれ等、症状が軽ければDIYでの修理が可能です。
しかし、完全に壁紙が剥がれ落ちている、汚れがひどい場合、下地にカビが生えている場合は下地の交換が必要です。
内装用接着剤を使用し、注意書きをよく読んでから行いましょう。
・壁紙の部分的なめくれの補修方法
1⃣ 下地の汚れや水気を拭き取る
2⃣ 下地に内装用接着剤を塗る
3⃣ 剥がれた方向と逆向きにクロスを抑えて貼り付け、ローラー等を使用し下地と壁紙の間に入った空気を抜く
③サッシ・窓枠からの雨漏り
壁や天井だけでなく、窓枠からも雨水が侵入する場合もあります。
【原因】
経年劣化により、サッシの引き違い部分に隙間ができ雨水が侵入
また、外壁シーリング(コーキング)部分の破損や摩耗によっても発生
シーリングの劣化によっても雨漏りは発生するため、定期的なメンテナンスは必須です。
詳しくは下記ブログより
https://k-toso.co.jp/blog1/11617/
【対処方法】
自分でできる方法として、アルミ製・ゴム製の防水機能を持つ粘着テープを使用した方法があります。
※一部のゴム製防水テープは窓サッシに使用できないため、購入時は注意書きを必ず確認しましょう。
また、カーテンはカビが生えてしまう場合があるため、雨漏りを起こしてしまった部分はできれば外しましょう。
・アルミ製・ゴム製防水テープを使用した方法
1⃣ 取り付ける部分の水気を拭き取る
水気があると、しっかりと貼り付けることができません。
2⃣ 防水テープを下から上に貼りつける
④天井からの水滴
一般的にイメージが強い雨漏りの症状です。
天井からポタポタと水滴が落ちてくるため、他の雨漏りよりも一番気が付きやすいものとなります。
【原因】
屋根の破損や劣化によって発生することが多い
屋根裏を伝って天井に雨水が流れ込み、室内へ水滴となって落ちる
クロス未使用の板張りの天井で発生しやすい
【対処方法】
落ちた水滴が床に広がらないよう、中に布を敷いたバケツを設置
(バケツの中に布を敷くことで、水が跳ねることを軽減します。)
※天井からの水滴を対処しないと、床板や畳にカビが生える原因となってしまいます。
また、雨漏りが発生しているからと言って、実際に屋根に上って確認することはオススメしません。
屋根からの落下事故は現場職人の間でも後を絶たず、とても危険な作業となるからです。
4.屋根に上って確認することは危険です
建設業における労働災害の発生状況として、294人中134人(約45%)が墜落、転落によるものです。
またその墜落、転落の発生個所として一番多いのが屋根・梁等で29.1%を占めています。
データ引用元→ No more!墜落・転落災害@建設現場 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署
よく高所で作業する職人でさえも、屋根での作業は非常に危険なものです。
転落の他、屋根材(スレートや瓦)を踏んで割ってしまうこともあるので、屋根に上ることはできれば避けましょう。
4.雨漏りによる建物への影響
雨漏りが発生している時点で、どこか劣化や破損が起こっている状況のことが多いですが、雨漏りによる二次被害も0とは言えません。
雨漏りが引き金となり、住宅の素材である木材の腐敗(躯体の劣化)、シロアリ・ダニ・カビの発生 等の症状が起こる可能性もあります。
著しく住宅の寿命を縮めてしまうだけではなく、ダニやカビはアレルギーの原因ともなってしまいます。
また二次被害による補修費用は、雨漏りの補修費用よりも高額になりやすいため、雨漏りが発生した際は早急に業者による対応が必要です。
5.まとめ
雨漏りというと、天井からの水滴や屋根が原因のものというイメージが強いですが、前述した通り、それだけではありません。
もしサッシ周辺や壁紙のシミ、剥がれを確認したら早期の対処が必要です。
また、自分でできる雨漏りの補修というと、応急的なものしか行えません。
屋根での作業は危険を伴います。
原因から対処しないと雨漏りは再発してしまうため、必ず業者の方に相談しましょう。
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