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シーリングの劣化サインとメンテナンス方法を解説!
2024年04月08日(月)
【目次】
1.はじめに
シーリングとは、外壁を繋ぐ目地に補充されているゴム状の物質です。
主な役割は防水で、外壁の隙間である目地やひび割れなどを塞ぐためにシーリングを施工します。
そんなシーリングですが、外壁の劣化と同様、年数が経てば劣化してしまいます。
しかし、外壁や屋根の塗装に比べ、シーリングのメンテナンスというのはあまり馴染みがない方が多いかと思われます。
今回は、シーリングの劣化サインとメンテナンス方法について解説していきます!
2.シーリング劣化のサイン
シーリングが劣化してしまうと防水機能が低下し、雨水の侵入も容易になってしまいます。
しかし、シーリングの寿命は5~10年と短いです。
紫外線や地震等で劣化するため、予想年数は幅広く取られています。
では劣化してしまったシーリングはどうなるのか
主な劣化症状3つと原因について解説していきます!
①剥離
シーリング材と壁との間に隙間ができてしまう症状です。
本来、シーリング材は壁と密着しています。
しかし、劣化により隙間ができると防水効果が減少し、この隙間から雨水が侵入してしまいます。
外壁の腐食だけでなく、雨漏りの原因になります。
②破断
シーリング材にひび割れが発生してしまう症状です。
初期はシーリング材の痩せから細かいひび割れができている程度ですが、進行してしまうと写真のように大きな割れになってしまいます。
当然、防水機能は低下し、「①剥離」のような外壁の腐食等につながってしまいます。
③欠落
シーリング材が剥がれ落ちてしまう症状です。
内側の下地材が見えてしまっているため発見しやすく、劣化症状としては重症です。
この場合、シーリング材としての機能を全く果たせていないため、早急に補修が必要となります。
3.放置するとどうなる?
シーリングの劣化を放置してしまうと、雨漏りの原因になります。
というのも外壁の目地を埋めているシーリング材ですが、劣化によりひび割れができてしまい雨水が侵入しやすくなります。
それにより、外壁材へ水がまわり、雨漏り・内部の腐食へとつながります。
そうなってしまうと、塗装だけではメンテナンスが不可能となり、外壁の張替えやカバー工事を行わなければなりません。
4.シーリングのメンテナンス方法
シーリングのメンテナンス方法には、2種類あります。
既存のシーリングを撤去してから施工する①増し打ちと、既存のシーリングの上から施工する②増し打ちがあります。
①打ち替え
主に外壁の目地(繋ぎ目)にあるシーリングの施工方法になります。
カッター等の刃物で既存のシーリングを撤去し、新しいシーリング材を入れる施工方法です。
1⃣ 既存のシーリングを撤去
2⃣ プライマーを塗布
3⃣ シーリング材を打設
4⃣ 平らにならす
という手順になります。
②増し打ち
窓周りや開口部にあるシーリングの施工方法になります。
窓周りは防水シートがあるため、刃物を使用するシーリングの撤去は不可能となります。
そのため、既存のシーリングの上から新しいシーリングを重ねる増し打ち工法が主になります。
1⃣ プライマー塗布
2⃣ シーリング材を打設
3⃣ 平らにならす
という手順になります。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
シーリングは住宅の防水機能という面で重要な役割があります。
しかし、寿命は5~10年と短めです。
そのため住宅を長持ちさせるためにも、塗装と同様、適切なメンテナンスを行うことをオススメします。
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