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建物にもツライ季節 (國分)
2015年07月13日(月)
暑い日が続いております。みなさまお体ご自愛ください。私も今日はホンの小一時間チラシのポスティングで外に出ましたが、連続して活動できるのは30分が限界でした。
さて、タイトルの件ですが、みなさまを風雨や暑さ寒さから守ってくれているお住まいの外壁材ですが、この時期は傷みが急激に進む季節の一つです。一般的な住宅などの建物に使用されている代表的な材料である窯業系サイディングがこちらです。
主成分がセメントでできていて、板状に成形されている建材です。板と板のつなぎ目やサッシまわりにはシーリング材という弾力のある防水材が充填されています。
このようにつなぎ目のシーリング材が破断してしまっているお宅は少なくありません。
この窯業系サイディングは主成分がセメントですので防水性能が切れると非常に傷み易い材料です。水を吸いやすく、熱を蓄えやすいため、板そのものが反ってしまったり、変形や割れを起こしやすくなります。紙が濡れて乾くと元通りでなく波を打った形状になってしまうことに似ています。
サイディングが反ってしまった写真がこちらです。
写真中央部黒い線となって見えている箇所が反ってしまった外壁材の影の部分です。反ってしまった外壁材の隙間から更に水が浸入し建物を傷めていきます。
このような現象が起きないよう早めにチェックする方法があります。表面の塗膜の防水切れのサインにチョーキング現象というものがあります。壁に洋服や体が触れると粉のようなものが付いた経験はないでしょうか?この現象がお住まいで起きていないかどうかをチェックし、確認することが重要です。
話がそれてしまいましたが、この時期の雨、猛暑、朝晩の冷え込みといっためまぐるしい環境の変化は私たちの体だけでなく、建物の健康状態にも大きく影響します。毎日私たちを守ってくれる住まいの健康状態を診てはいかがでしょうか?
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