皆さんこんにちは。

プロタイムズ白河店渡辺です。

先日に引き続き、縁切り不良による塗膜剝離が起きているスレート瓦の塗装の注意点について説明させて頂きます。

スレート瓦の縁切り不良による塗膜剝離はこちら。

屋根塗装の通常の工程では

①高圧洗浄

②下地調整

③下塗り　1回　（必要に応じてﾀｽﾍﾟｰｻｰ設置）

④上塗り　2回

となりますが、縁切り不良によって塗膜が剥離しスレート瓦も脆弱化している場合は

②の下地調整で電動工具等を用いて現在の塗膜を剥がせるだけ剥がす必要があります。とはいえ、現在スレート瓦に密着している活膜は剥がすことが出来ません。無理に剥がそうとするとスレート瓦を更に脆弱化させてしまいます。そして③下塗りですが、脆弱化したスレート瓦に下塗りを1回塗ってもスレート瓦に染み込んでしまい瓦の表面まであがってこない場合があります。その為、下塗りを2回行う必要があります。スレート瓦の劣化状況によっては通常の下塗り材ではなく、密着性の高い2液エポキシの下塗り材もお勧めです。④上塗りは通常通りで大丈夫です。

但し、②下地調整時に剥がせなかった旧塗膜（活膜）が塗装した2~3年後に新しく塗った塗料と共に剥がれてくる場合がありますので注意が必要です。

また、スレート瓦が著しく脆弱化している場合は、カバー工法（重ね葺き）が必要となり、野地板まで雨水が回りこんでしまっている場合は高額な屋根葺き替え工事が必要となります。

現場調査時の見極めが重要になってきます。

少しでもご心配な方は、お気軽に無料の現場調査をご依頼下さい‼